2025-11-02 10:04:48 配信

緩急自在の指し回し、85手で制す 藤井六冠が竜王戦第3局も勝利し5連覇に王手

 1日、京都市の仁和寺で行われた将棋の竜王戦七番勝負、第3局の2日目。

 昼食休憩の直前、挑戦者の佐々木勇気八段(31)が攻めの一手を決断しましたが、藤井聡太六冠(23)はその手に乗じて、巧みに反撃に移りました。

日本将棋連盟 香川愛生女流棋士
「(佐々木八段が)攻防の4四角打という手を指した局面。藤井竜王が6三成桂と、タダのところに成桂を捨てて、敵陣を乱すような指し手。こちらの指し手に対し、佐々木八段が2時間33分、大長考に沈んだのが印象的」

 なんとか粘る道を模索した佐々木八段でしたが、圧倒的な終盤力を誇る藤井六冠は、緩急自在の指し回しを見せて、85手で勝利しました。

 シリーズ成績を3連勝とした藤井六冠。次、勝利すると5連覇達成です。

 5連覇に王手を掛けた藤井六冠。5連覇を達成すると、藤井六冠は規定を満たし、栄誉ある称号「永世竜王」を名乗る資格を獲得します。資格を持つのは、史上3人目となります。

(「グッド!モーニング」2025年11月2日放送分より)

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