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2022-07-04
原稿とデッサンは似ている~中田晴香(営業推進部)
4月に報道制作部に記者として配属され、初めての経験に戸惑う毎日です。
私は美術大学出身で、大学受験の際、少しだけデッサンを習いました。記者になった今、デッサンとニュース原稿の作成は似ているところがあるなと感じています。
デッサンは描く技術が目立ちますが大切なのは見る力。対象の色や質感を丁寧に捉える作業です。描いている時間より見ている時間が長いと感じます。観察を怠って先入観にとらわれると、白いものを黒く、丸いものを尖った形に描いてしまうこともあります。
原稿も同じ指摘を受けます。その場で何を感じ取ったのかを大切にする、本当にその事実があったのか、先入観にとらわれずきちんと確認するようにと指導を受けます。
原稿もデッサンと同じく、書く作業ではなく見る作業なのだと実感します。
未熟な身ですが、その場の情報をきちんと捉えられるよう、そして白いものを黒いと伝えてしまうことがないよう“見る力”のある記者になりたいと思います。