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2023-09-13
当たり前の権利~徳永猛城(報道制作部)
今年5月、新聞記者からテレビ局の記者になり、11年ぶりに福島で取材する機会を得ています。
「ここを見て復興が始まっていると思う人がいますか?」。
双葉町にある神社の宮司と町内を歩いた時、宮司にそう問われました。
ここ数年、関西で勤務してきた私は、原発事故当時のまま崩れた家屋が残る様子に驚きました。 宮司の思いを7月、初めて制作した報道特集で伝えました。
町に住みたくても戻れない方々がいます。故郷を離れざるを得なくなって原発集団訴訟に加わった高齢者や、「ふるさとの喪失」を研究する大学教授をかつて取材したことを思い出します。
愛着のある地域に住みたいと望むのは、当たり前の権利だと改めて気付きました。
双葉町のインフラはまだまだですが、住民は少しずつ増えています。定年退職した後、ホテル勤務に挑む元警察官や、雇用を作ろうと進出した企業の方々と出会いました。
街を歩いて発見したことを取材し、報道していこうと思っています。