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2024-02-07
ふくしまをみつめて~遠藤一彰(報道制作部)
不定期番組「ふくしまをみつめて」の取材後記です。
昨年9月、県内を襲った線状降水帯による大雨。いわき市を中心に多くの住宅が被害を受け、記者として初めて大掛かりな災害取材を経験しました。
常に「報道の役割は何だろう」という思いが巡ります。そんな中出会った、94歳の女性。
一人暮らしの自宅が床上浸水し、思い出の詰まった大切な我が家を手放すことにしたと、涙ながらに話してくれました。取材を重ねるうちに、女性とこの家の半生が見えてきます。
「大切な我が家を失うのはどんなに苦しいか」
同じ思いをしてほしくない。災害への備えをするきっかけになってほしい。私たち報道の使命について、なんとなく正解が見つかったような気がします。
現在も、能登半島地震で被害を受け大変な思いをしている人たちがいます。私たちの報道で、支援の輪、防災の輪が広がることを望みます。
「ふくしまをみつめて」はYouTubeでも公開されています。