2024-08-01
「この人を取材したい」という感覚は、恋に似ています。今回私が恋に落ちたのは浅川町に住む40代のご夫婦です。
奥さんは10年以上前に白血病を発症、その後ふたつのがんが見つかり、薬の副作用で視力が低下している中でも、私を受け入れてくれました。
ご夫婦に惹かれたのは「自分の人生を楽しんでいる」ところです。
奥さんは「家族の分までがんになったと思うようにしたの。日本人の2人に1人ががんになるって言われてるじゃない。そうしたら『なんで私ばっかり?』って考えなくなったかな」と。ご家族がどれだけの困難を乗り越えたのか、想像もできません。でも奥さんの話を聞いた時、涙が止まりませんでした。
そんな奥さんの夢を叶えようと、ご主人は脱サラしてカフェを始めました。ふたりを見ていると、自分自身の余裕のなさ、いつの間にか埋もれさせている周りへの感謝の気持ちに気づかされます。この感覚を誰かに届けたい。どうすれば伝わるのか、四六時中考えている私は今、恋をしています。