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2024-12-05

手話で情報伝わりやすく~松下誠寿(気象予報士)

matsushita


福島放送の社内で「手話講座」が開かれました。
講師側で参加した聴覚障害者の方が話した、「防災情報などから少しずつ手話が番組に増え、手話を通してテレビを楽しめる機会が増えるとうれしい」という言葉に、気象予報士としての使命を強く感じました。 

台風や地震などの災害時に、サイレンの音や広報車の呼びかけが聞こえない聴覚障害者にとって、映像で伝えられるテレビは、命を守る重要な情報源です。
これを踏まえ、誰もが情報を受け取りやすいように努力しなければ、と再認識しました。 

天気予報では、情報を伝わりやすくするために、表情や身振り手振りで示すことがあります。
それを意味のある手話に変えていくことで、より多くの方に正確な情報を届けられるのではないか--。
10月から「秋」や「冬」などの四季や、「晴れ」や「雨」といった天気の表現に少しずつ手話を取り入れ始めました。
今後も、手話表現を増やし、誰もが安心して情報を得られるような番組作りに取り組んでいきたいと思います。 

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