2025-08-11 配信

キャンプでクマの気配を感じたら?バーベキュー時の注意点は? 専門家がアドバイス(福島)

県内ではクマへの警戒が続く中、福島市では9日、ツキノワグマ防災教室が行われました。講師を務めたのは、福島大の望月翔太准教授(野生動物管理学)です。

■受講者
「(キャンプ中に)テントの中にいるときに、テントの外側にクマがいそうだなと感じたときはどうしたらいいですか?」

■望月翔太准教授
「動いてしまえばクマのほうも反応してしまいますので、静かに息をひそめるのが一番。テントを張る前にクマよけのスプレーをまいたりする」

また、バーベキューをする時には…

■望月翔太准教授
「バーベキューをして生ごみが出ました、という時にごみをテントの中に持ち込まない。車の中に持ち込む」
生ごみを置いたままにしないだけでも、対策になると言います。

■望月翔太准教授
「クマというのは人を食べようと思って人前に出てくるわけではないです。あくまでも突発的に人に出会ってしまって危害を加える」

クマによる被害に遭わないためには、私たち自身が対策していくことが大切だと話していました。

■望月翔太准教授
「まずは人間側ができることをしっかりやる。クマに『出てこないでね』と言い聞かせることはできませんよね。コントロールできるのは、あくまで人間なんです。クマに襲われないようにするというのが一番大事なポイントだと思います」

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