2025-11-04 配信

双葉町特定帰還居住区域 立ち入り規制緩和(福島)

双葉町の特定帰還居住区域のうち、3つの行政区の一部で立ち入り規制が緩和されました。
4日、立ち入りの規制が緩和されたのは双葉町の三字・下長塚・羽鳥の3つの行政区です。
住民が帰る環境を整えて避難指示の解除を目指す、特定帰還居住区域で、住宅地を含むエリアの規制が緩和されるのは初めてです。
双葉町住民生活課の中里俊勝さんは「住民の方が自由に立ち入りができて、帰還の準備が進むということが一番大きなねらいになります。」と話します。
宿泊は出来ませんが、住民が立ち入るのに必要だった許可証が不要になり、自由な立ち入りができるようになりました。
下長塚行政区の福田猛雄行政区長は「入ってならないところに入ったような変な気分。
今まではゲートのところで帰っていたので、なんかちょっとしっくりこない。やっとこの日が来たな。」と話していました
また、この区域に住んでいた人は「生まれた場所なんだもの。誰でも戻りたいでしょ。この辺がまるっきり昔の風景とは変わってきて、がっかりしながら来るんだよ。」と話していました。
規制が緩和された行政区は、2026年度の避難指示解除を目指していて、規制の緩和に伴い、町は警察などと連携し防犯対策を強化することにしています。

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