日米協議で焦点の自動車関税についてトランプ大統領が25％からの引き上げを示唆したことについて、林官房長官は直接の言及を避けたうえで「早期の合意を目指す」と強調しました。

林官房長官
「いずれにせよ日米間では双方が率直かつ建設的な姿勢で協議に臨み、可能な限り早期に合意し首脳間で発表できるよう目指すということで一致をしております」

　林長官はまた、来週行われる予定のG7サミットでの日米首脳会談を見据え、合意の実現に向け「調整を続けることを確認している」と述べました。

　一方、日本製鉄によるUSスチールの買収を巡り、トランプ大統領がアメリカ政府が「黄金株」を持つと主導権を主張していることについては「正式な発表を待ちたい」と述べるにとどめました。