2025-09-16 17:22:05 配信

小泉氏 出馬意向を表明 “ライバル”が選対本部長 なぜ? 総裁選 候補者の動き本格化

 16日、総裁選出馬の意向を表明した小泉農林水産大臣(44)。選対本部長に起用したのは前回のライバルでした。その狙いは何なのでしょうか。

■なぜ?“ライバル”が選対本部長

小泉農水大臣
「これから正式な表明に向けて関係者、陣営の皆さんと一つひとつ積み上げていきたい」

 16日、小泉農水大臣が自民党総裁選に出馬する意向を表しました。すでに、陣営トップの選対本部長に加藤財務大臣を据えることが決まったといいます。

小泉農水大臣
「私から加藤財務大臣に選対本部長を依頼したのは事実。お受けいただいたということで、大変力強く、心強く思っている」

 加藤氏は去年の総裁選に出馬し、小泉氏とはライバルでした。

 保守色が強い加藤氏を取り込むことで、去年の総裁選で伸び悩んだ地方票の拡大につなげる狙いがあるとみられます。

 すでに出馬表明している茂木前幹事長の陣営からはこんな声が上がっています。

茂木前幹事長陣営
「政策の弱さを補完できるので、かなり強力な布陣になったのは間違いない」

 小泉氏は、自身が主張する選択的夫婦別姓制度の導入については加藤氏と意見が割れるため「優先順位を上げない」方針です。

■総裁選 候補者の動き本格化

 総裁選出馬の意向を固めているのは5人。16日、そのうちの2人が相次いで出馬会見などを開きました。

 林官房長官(64)はSNSで出馬の意向を表明してからの会見です。

林正官房長官
「石破総理を最後までお支えをする、これは大事なことだと思っておりますし、この1年弱、私なりに一生懸命お支えしてきたつもりでございましたが、この気持ちを受け継いで、しっかりとこの党をリードし、この国のかじ取りを取ってまいりたい」

 小林元経済安保担当大臣(50)は、自民党の世代交代を訴えました。

小林元経済安保大臣
「今回の総裁選、解党的出直しとは言うけれども、今もなお、古い自民党の姿が見え隠れします。これだと自民党は変わりません」

■茂木氏はスーパーで買い物?

 いち早く出馬表明している茂木前幹事長(69)が視察したのは、おなじみのスーパー「アキダイ」。

自民党 茂木前幹事長
「今やっぱり高い?」
アキダイ 秋葉弘道社長
「異常気象が当たり前になった。非常に農作物が高い」

 すると茂木氏、自らも買い物です。エノキなど1268円分を購入しました。 

 ポスト石破は誰になるのか。小泉農水大臣と高市前経済安保担当大臣も今週中にも正式な出馬表明会見を開く予定です。

トップへ戻る