韓国を訪れている高市総理大臣はAPEC首脳会議など一連の外交日程を終えました。

　高市総理は韓国で開催されたAPEC首脳会議でAIや少子高齢化などをテーマに議論を行い、「安心で信頼できるAIエコシステムの構築が必要だ」と訴えました。

　さらに、少子化への対応については「日本の知見を共有し、協力を推進したい」と呼び掛けました。

　また、APECに合わせて先月31日までに総理就任後初となる中国、韓国との首脳会談を行いました。

高市総理大臣
「（習主席と）かなり中身の濃い充実した議論ができた」

　中国の習近平国家主席との会談では「戦略的互恵関係」を推進し、「建設的かつ安定的な関係」を構築する方針を確認しました。

　高市総理からは尖閣周辺を含む東シナ海での中国の活動など懸念を伝えました。

　韓国の李在明（イ・ジェミョン）大統領とは日韓関係を未来志向で発展させることや、首脳が相互に訪れる「シャトル外交」を継続することで合意しました。