2025-06-16 11:01:27 配信

国内の金小売価格1g=1万7678円で過去最高値 中東情勢緊迫化で“有事の金”に買い

 国内の金の小売価格が上昇し、過去最高値を更新しました。中東地域の情勢悪化を受け、地政学リスクが高まっていることなどが背景です。

 金の国内小売価格の指標とされる田中貴金属工業の16日の店頭小売価格は、1グラムあたり1万7678円となりました。

 先週末に比べて381円上昇し、最高値を更新しました。

 イスラエルの先制攻撃に対してイランが反撃するなど両国の応酬が続いていて、中東地域における地政学リスクの高まりを受け、安全資産とされている金の需要が高まっているとみられます。

 また、市場関係者によりますと、原油価格の高騰によって日本の貿易赤字拡大が意識されて円が売られ、為替が円安方向に進んでいることも金が高値を更新した要因だということです。

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