2025-07-14 14:16:31 配信

日銀 保有株式の売却を完了 金融システム安定確保のため買い入れ

 金融システムの安定確保のために、日本銀行が2002年から買い入れていた金融機関の株式の売却を完了したことが分かりました。

 日銀はバブル崩壊後の不良債権処理などで金融システムが不安定になることを避けるため、2002年から2010年にかけて金融機関が保有する株式を買い取る異例の措置を取りました。

 保有残高は一時、2兆円を超えました。

 2007年から売却を始めましたが、リーマン・ショックで中断し、2016年から再開していました。

 今月14日に発表した報告によりますと、先月30日時点で25億円あまりだった保有株式がゼロになりました。

 今後は、大量に保有するETF=上場投資信託などの扱いが焦点となります。

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