大手商社の伊藤忠商事とセブン銀行は、金融分野での資本業務提携の検討を開始したと発表しました。

　両社は協業の内容や出資額・比率などについて今後検討するとしていて、年内を目指して協議をまとめる方針です。

　セブン銀行は、セブン－イレブンの店舗を中心にキャッシュレス決済のチャージなどを備えた新型ATMのサービスを展開していて、国内に2万8000台以上を設置しています。

　一方の伊藤忠は、ファミリーマートを傘下に持っていて、現在、外部に委託している店内のATMの運営をセブン銀行に切り替えていくことも検討するとみられます。

　ただ、今後もセブン銀行の筆頭株主はセブン－イレブン・ジャパンが維持する見通しです。