2025-12-17 10:46:19 配信

対米輸出 8カ月ぶりに増加 “トランプ関税”から反転の兆し 11月の貿易統計

 11月の貿易統計は、アメリカ向けの輸出が8カ月ぶりに増加しました。

 財務省が発表した11月の貿易統計では、アメリカ向けの輸出が1兆8169億円と前の年より8.8%増え、11月として過去最大でした。

 医薬品やプラスチックの原料となるナフサなどで、大口の輸出があったのが主な要因です。

 また、輸出額の減少が続いていた自動車もわずかながら前年を上回り、“トランプ関税”の影響から反転の兆しがみられます。

 対米黒字額は7398億円で7カ月ぶりに増加しました。

 輸出から輸入を差し引いた全体の貿易収支は、3223億円の黒字でした。

 台湾向けのIC=集積回路の輸出などが増え、5カ月ぶりの黒字となりました。

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