2025-12-22 19:07:35 配信
「おこめ券」年内配布へ急ピッチ 一方で「たまご券」にも注目が
賛否が割れる「おこめ券」。埼玉県で22日、配布を決めた自治体が現れました。一方、今注目されているのが「たまご券」です。■「おこめ券」年末配布 急ピッチ
埼玉県吉見町には12万2000枚のおこめ券が届いたばかりです。
仕分け作業で慌ただしさが増すなか詰まってしまったおこめ券。普段は選挙の開票作業で使っている機械だといいます。
作業する担当者
「(Q.どれくらい続けている?)5時間くらい」
「(Q.どんなことが大変?)金券になるので枚数を間違えないように入れないと」
住民1人につき7枚、年内の配布完了を目指します。
スーパーでは在庫が余りがちな高い米やもち米が売れることに期待しています。
ナカムラストアー 中村茂社長
「コメがもっと動くから、滞っているコメが回転してくれればこんなうれしいことはない」
吉見町の住民
「助けになりますよ。友達の倉庫でも(コメが)余っているから」
ただ、おこめ券の販売価格は477円ですが、使えるのは440円。経費率の高さを指摘する声もありますが、吉見町のように人口2万人に満たない小さな自治体には安上がりだといいます。
吉見町総合政策課 宮崎敦課長補佐
「既存の商品券を購入することで事務の効率が進みますので、その分スピード感を持って年内にお届けしたい」
22日、東京でも動きがありました。
荒川区 滝口学区長
「区民一人あたり3000円+αの上乗せをして現金で支給する方向で最終調整。事務費を極力抑えられる方法として現金給付」
荒川区は現金給付で最終調整。他にも江戸川区や葛飾区なども現金給付を決めています。
目黒区は3000円の電子ポイント、もしくは地域で使える5000円分の商品券。
一方、おこめ券をもらえるのは墨田区。1世帯あたりおよそ1万円で、複数の商品券の中からおこめ券も選べるといいます。
独自におこめ券を配った台東区。
多慶屋 食品売場責任者 隈原洋介さん
「ほぼほぼお米以外のところで利用いただいていると思う」
店では今月6000枚の利用がありましたが、一方で不便なこともあるようで…。
多慶屋 食品売場責任者 隈原洋介さん
「有人レジがセルフレジに対して少ないものですから、列ができることなどは時間帯によって発生する」
さらに台東区は、政府の交付金については現金で給付するということです。
■新たに注目「たまご券」とは?
自治体の対応が分かれるなか、注目を集めているのは…。
J・マーケット 池袋東武ホープセンター 浦陽店長
「たまご券。昔からあるもので、ここ2、3カ月はすごく売り上げが伸びている」
今、コメだけでなくタマゴも高騰。22日に発表された東京のタマゴ1キロあたりの平均卸売価格は345円。
J・マーケット 池袋東武ホープセンター 浦陽店長
「当店は1枚97円で販売。3円お得。“チリツモ”になるので10回使ったら30円、100回使ったら300円(お得)」
「たまごギフト券」は1枚で100円分、タマゴが含まれる会計に対して使えます。
70代の人
「たまご券はすぐ使った。タマゴだと1週間に1パック以上使う」
「(たまご券は)封筒に入って届く。それよりポイントが一番いい」
J・マーケット 池袋東武ホープセンター 浦陽店長
「(Q.おこめ券が出たからたまご券にフォーカスが?)それはあるかもしれない。生鮮品など生活に直結する会計で使えるものを探している。おこめ券の次にたまご券も出てきやすい」
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