2026-06-19 19:03:55 配信

最新価格5kg3588円に 銘柄米「2000円台」続々 11カ月ぶり 3600円下回る

 19日午後、発表されたコメの平均価格は、およそ11カ月ぶりに3600円を下回りました。税抜き2000円台前半まで下げる動きも出ています。

■銘柄米「2000円台」続々

 19日、取材班はコメの安売りをしている埼玉県内のスーパーへ。入り口近くの売り場には、東北や関東など、コメどころの銘柄米がずらりと並んでいます。

 値札を見ると、5キロ税抜き2000円台が目立ちます。

 11種類の銘柄米のうち、9種類が税抜き2000円台、税込みでも3000円台前半です。

スーパーマルサン 久喜店 米部門 小澤清さん
「本日のお買い得はとちぎの星」

 19日、一番安いコメは栃木県のオリジナル品種「とちぎの星」です。

 5キロ税抜き2799円、税込み3023円で売られています。

 最新のコメの平均価格は、5キロあたり税込み3588円。3600円を下回るのはおよそ11カ月ぶりです。

 スーパーでは、人気の銘柄米「コシヒカリ」も値下がりしています。

 埼玉県産「コシヒカリ」は税抜き2899円、税込み3131円です。

 年金暮らしの高齢者からは喜びの声が。

80代女性
「コシヒカリかあきたこまちを買っている。安い。(税抜き)3000円弱がほとんど。安かったので買った。助かる」

60代男性
「埼玉県産コシヒカリ。埼玉県人なので」
「(Q.決めた理由は?)(税抜き)3000円を切っていたから」

50代男性
「(5キロ)2000円台はありがたい。子どもが野球をやっているので毎日7合くらい炊いている。(月に)20キロくらいは消費している」

 特売の日には、5キロ換算で税抜き2000円台前半まで下げるといいます。

スーパーマルサン 久喜店 米部門 小澤清さん
「(5キロ)2袋4990円(税抜き)で販売する商品も予定している」

 新米の時期まで、およそ2カ月と迫るなか…。

卸売業者 米のたけやま 伊藤享兆代表
「こちらが低温倉庫になっています」

 コメの在庫は今、どれだけあるのでしょうか。

「買い入れた令和7年(2025年)度産のコメがしまってある」

 千葉県の卸売業者では本来、この時期にはすでにコメの在庫がなくなっているといいます。ところが。

「保管しているコメは約400トン。去年の新米のスタートからの価格が高すぎたのが一つの原因」

 当初の価格よりも1000円以上値下げして卸しているといいます。その損失額は…。

「(去年)秋の価格からまともにいくと、約2億円のマイナス。コメが高すぎて、皆さんが買えなくなったのが一番の原因。安定した価格で毎日食べてもらえるようになるのが一番の望み」

■“遅めの田植え”で猛暑対策

 安定した価格、そのカギを握るのが新米の「猛暑対策」です。

 青森県の田んぼでは今週、本来よりも1カ月ほど遅れて田植えを行っていました。その訳は。

コメ農家 小野朋文さん
「おととし乳白の高温障害が出たので、遅植えをやってみようと」

 高温障害を防ぐ新たな取り組みが、コメの「遅植え」です。

 5月に田植えを行う場合、近年では発育が早まり、7月に穂が出る時期を迎え、真夏の暑さと重なります。

 試験的に田植えを3週間ほど後ろ倒しすることで、穂が出るのを遅らせ、高温障害を避ける狙いがあります。

「オール1等米で収量も確保できれば良い」

 価格の安定につながることも期待されています。

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