タクシーの中で「気分悪そうだから」などと言って、客の女性に睡眠薬などを飲ませて現金を奪ったとして、運転手の男が逮捕されました。

　タクシー運転手の田中敏志容疑者（53）は8月、都内を走行中のタクシーの中で客の10代の女性に睡眠薬などを飲ませ、現金およそ4万円などを奪った疑いが持たれています。

　警視庁によりますと、田中容疑者は「気分悪そうだから、これ飲みな」などと女性に言って、睡眠薬とみられる錠剤と水を渡していました。

　タクシーに設置されていたドライブレコーダーからはSDカードが抜かれていて、証拠隠滅を図ったとみられています。

　取り調べに対し、田中容疑者は容疑を否認しています。

　都内では同様の手口による被害が数件確認されていて、警視庁が関連を調べています。