せきが長く続くのが特徴の「百日せき」の全国の感染者数が、3週間連続で過去最多を更新しました。

　JIHS＝国立健康危機管理研究機構によりますと、13日までの1週間に報告された「百日せき」の感染者数は全国で1222人で、全数把握を開始した2018年以降、3週間連続で過去最多を更新しました。

　また、新たに5類感染症に指定されたせきや鼻水などの風邪症状がある「急性呼吸器感染症」についても、患者数の把握が始まりました。

　全国の医療機関およそ3000カ所で定点観測が行われ、1週間に報告された患者数は1医療機関あたり「49.38人」でした。

　福岡厚労大臣は平時から発生動向を観測することで「新型コロナの経験も踏まえ、将来的なパンデミックに備える」としています。