2025-06-17 21:08:04 配信

元衆議院議員・秋本真利被告が改めて無罪主張 洋上風力汚職事件

 洋上風力発電を巡る汚職事件で受託収賄の罪などに問われている元衆議院議員の秋本真利被告らの裁判で、被告側は改めて無罪を主張しました。

 秋本真利被告(49)は風力発電会社の元社長塚脇正幸被告(65)から洋上風力発電を巡る国会質問をするように依頼を受け、便宜を図る見返りに合わせて約7200万円の賄賂を受け取った受託収賄の罪などに問われています。

 去年11月の初公判で、秋本被告は受託収賄の罪について無罪を主張した一方、検察側は冒頭陳述で秋本被告が馬主となるために塚脇被告から資金提供を受け、それが賄賂にあたると指摘しました。

 今月17日の裁判では秋本被告の弁護人による冒頭陳述が行われ、受託収賄罪について「優れた馬を生産したいという塚脇被告の夢の実現がメインの目的だった。これらの繁殖費用は塚脇被告が負担すべきもので、賄賂にはあたらない」などと主張しました。

 また、国会質問については「元々の持論に従って質問をしたまで。塚脇被告に感謝されるに値する質問を行った意識はない」などとし、改めて無罪を主張しました。

 賄賂を贈ったとされる塚脇被告側も冒頭陳述で改めて無罪を主張しました。

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