将棋の羽生善治九段（54）が王座戦への挑戦をかけて対局に臨んでいます。この対局に勝てば、タイトル通算100期をかけて藤井七冠に挑戦することになります。

　王座戦挑戦者決定トーナメントの決勝戦は、東京・千駄ケ谷の将棋会館で3日午前9時から羽生善治九段の先手で始まりました。

　相手はタイトル保持者の伊藤匠叡王（22）です。

　羽生九段は、2年間務めた日本将棋連盟の会長を先月6日に退任したばかりです。

　タイトル獲得は歴代1位の通算99期で、この対局に勝てば前人未到の「100期」をかけて藤井七冠への挑戦が決まります。

　持ち時間はそれぞれ5時間で、勝敗は夜に決まる見込みです。