2025-07-03 18:14:38 配信

“別れ話”同席依頼も 「レンタルおばあちゃん」人気

 人気が高まりつつある「レンタルおばあちゃん」。一体どんな依頼が来るのでしょうか。

■「レンタルおばあちゃん」人気

60代の人
「年金は足りないので、仕事もしている。大学の職員としてね」
「アルバイトは夏の間だけ農家の手伝いちょっとやって」

 65歳以上の4人に1人が働いている今。シニア世代の新しい働き方、いわゆる“レンタルおばあちゃん”を提供している会社があります。

 日々の面倒くさいことや困ったことに対応してくれるこの会社には、60代以上のシニア部門があり、最高齢はなんと94歳。約100人が在籍しています。

大学生の依頼者(10代)
「今回(の利用は)2回目。なんでも依頼できるので」

■「レンタルおばあちゃん」への依頼内容とは?

大学生の依頼者
「(大学で)アニメとか漫画についてレポートを書いているが、世代ごとの違いのレポートを書いていて、おばあちゃん世代が私の身近にいないことから、お願いしている」

小野田さん(70)
「私の世代で(はやっていたものは)(鉄腕)アトム、知らない?」

大学生の依頼者
「知っています。鉄腕アトム」

 3年前に登録した小野田さんは、この仕事で人生が豊かになったといいます。

小野田さん
「すべての依頼はやりがいある、楽しい。必要とされてると思うとね、特に。一期一会じゃないですかね」

 「レンタルおばあちゃん」への依頼は他にも…。

 手の込んだ料理を作ってほしいといった家事から、手紙を達筆なおばあちゃんに書いてほしいという依頼も。

 さらに「結婚式に親戚が足りないから身内として出席してほしい」「彼氏と別れたいけど、はっきり伝えられないから、おばあちゃんについて来てほしい」なども。

クライアントパートナーズ チーフマネージャー 尾関久美さん
「皆さん輝いている。キラキラしていて充実感というか、元気いっぱいで社会に貢献したい気持ちが強いので、すごく輝いている」

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