2025-07-22 14:39:48 配信

福井・美浜原発周辺に新たな原発建設を検討 調査再開を発表 関西電力

 関西電力は福井県の美浜原発1号機の建て替えに向けて地質調査などを始める方針を発表しました。原発新設のための具体的な調査が始まるのは東日本大震災後、初めてです。

 関西電力によりますと、美浜原発1号機を建て替え、新たな原子力発電所の建設を検討するため、美浜原発の敷地内や敷地の外も含めて地質や地形の調査を始める方針だということです。

 22日午後に会見した関西電力の森社長は「実質的な調査は美浜町の住民に概要を丁寧に説明した後、速やかに開始したい」と述べました。

 また、調査は複数年かかるとし、「一般的に原発の稼働には20年かかると言われている。20年になるか分からないが、しっかりやっていきたい」と話しました。

 関西電力は2010年に老朽化した美浜原発1号機の建て替えに向けた調査をしていましたが、福島第一原発の事故を受けて作業を中断していました。

 原発の新設に向けた具体的な地質調査が始まるのは東日本大震災以降、初めてです。

 関西電力の水田仁副社長が今月22日午後3時半から福井県を、午後5時半から美浜町をそれぞれ訪れ、地元に説明します。

トップへ戻る