2025-08-12 12:05:43 配信
日航機墜落事故から40年 遺族ら慰霊登山「短かったけど長かった」

(社会部・小林香梨記者報告)
40年前の1985年8月12日、Vの字に木がえぐれた場所に日本航空123便は機体をぶつけ、そして「御巣鷹の尾根」に墜落しました。
乗客乗員520人が亡くなり、4人が重傷を負いました。
遺族らは朝から「御巣鷹の尾根」を目指して慰霊登山をしました。
高齢化が進み、年々登山をする人が減っていますが、午前11時までに217人が登りました。
父親を亡くした若本千穂さん(60)
「40年ってすごい長かったな。短いけど長かったなって思います」
父親を亡くした若本さんは「この40年で、ともに歩んできた遺族が何人も亡くなった。その人たちのためにも、体力のある限り登りたい」、さらに「安全を守るということは命を守ることなんだ」と孫の世代にも命の大切さを伝えていきたいと話していました。
夕方から慰霊式が行われ、事故が起きた午後6時56分に黙祷(もくとう)が捧げられます。
LASTEST NEWS