2025-08-15 18:07:39 配信

なぜ渋滞?“ドームで実験” Uターンラッシュに備えて…

 Uターンラッシュで渋滞は避けたい。どうすれば渋滞しないのか、ドーム球場で実験しました。

 同じ車が30台、円を描いて走ります。円の直径は100メートル。ドーム球場での渋滞発生の実験です。

 スムーズに走っていますが、画面右側に車間距離の短いところが現れました。すると、後ろの車も減速。次々と連なり始め、密集した状態に…。

 実験を行ったメンバーの一人で、物理学の専門家は…。

大阪大学(物理学) 菊池誠名誉教授
「強いブレーキでなくても、渋滞の原因になる。どこかの車がちょっとだけ速度を変えると、後ろの車もそれに付いていこうとする。ちょっとだけ遅くなった、もうちょっと遅くなった、もうちょっと遅くなった、の繰り返し。最後はどこかまで行くと止まってしまう。」

 画面右側で渋滞していた時、反対側は車と車の間隔が空いてスムーズな走行が続いています。流れのよいところと渋滞しているところに分かれているのが分かります。

大阪大学(物理学) 菊池誠名誉教授
「なるべく渋滞させない走り方は分かっていて、前の車の速度の変化に遠くからゆっくり合わせていく。近付いていって急に止めるのが一番良くない。少しずつ速度を下げていくと渋滞が起きにくい」

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