2025-08-18 19:30:44 配信

埼玉ローカルチェーン店 自慢の“ソウルフード”メニューずらり100種類

 全国展開はしていないけれど、地元で絶大な人気を誇る「ローカルチェーン店」。18日は埼玉で半世紀以上にわたり愛される秘密に迫ります。

■毎日食べても飽きない!“作りたて餃子”

埼玉出身
「数えきれない、青春時代から来ている」

埼玉県民
「バイクでぐるぐる周って、帰りにいつもここに寄ってご飯を食べて帰る」

埼玉県民
「ソウルフード」

 老若男女に愛され続ける“埼玉チェーン”。その歴史の長さも規格外です。

 半世紀以上にわたり客を飽きさせない、それぞれのこだわりを取材しました。

 外はパリパリ、中はジューシーな餃子が食べられるのは、埼玉県内を中心に103店舗を展開するぎょうざの満洲。1964年創業の今年で創業61年目です。

ぎょうざの満洲 エリアマネージャー 富井潔さん
「もっちりした皮で、お年寄りからお子様まで毎日食べても飽きない餃子」

 店の看板となっている餃子へのこだわりは他にも。

ぎょうざの満洲 エリアマネージャー 富井潔さん
「おいしさの秘密は自社生産、できたてへのこだわり。毎日、自社工場で新鮮な食材を使った生餃子を毎日製造」

 店の餃子に使用するキャベツは工場から車で10分ほどの場所にある自社農園産。そして、早朝から工場で作る新鮮な生餃子を開店前に各店舗に配送しています。この鮮度こそが絶品餃子の源です。

 18日、取材した店舗でも…自社工場で製造された餃子が納品されていきます。

 そんな“作りたて餃子”は誰しもの心をつかみます。

9歳
「あつっ!皮がパリッとしているのが好き」

60代
「餃子はかみしめると味が出て、皮のパリパリさとマッチしてすごく好き」

■まるで“おふくろの味”

 お次は埼玉県を中心に146店舗を展開する山田うどん食堂。店の歴史は驚きの長さです。

山田食品産業 営業企画部長 江橋丈広さん
「(Q.創業何年?)ちょうど今年で90周年を迎えます」

 1935年創業と歴史のある店ですが、当初から変わらない思いが…。

山田食品産業 営業企画部長 江橋丈広さん
「奇をてらった味付けをしていないので、毎日食べても飽きない。お母さんが作ってくれるごはんのイメージ」

 こだわりのシンプルさで人気のうどん以外にも。

山田食品産業 営業企画部長 江橋丈広さん
「食堂なので、色々なものを食べられるのが魅力」

 その言葉通りメニューにはラーメンに、カレーと色々なメニューが楽しめます。

埼玉出身(30代)
「うどん屋かと思ったら色々な定食があるし、麺からごはんものまで色々な種類があって全部おいしい」

 こう話すこちらの常連男性が注文したものは…。

30代男性
「パンチ(食べくらべ)定食っていうもつ煮。パンチ効きまくっている、箸がとまらない。ソウルフード」

 もちろん、看板のうどんも大人気です。

埼玉県民(60代)
「うどんが好き、どちらかというと」
「(Q.うどんの味は?)うまいよ」

 皆さんしっかりと食堂を満喫しています。

山田食品産業 営業企画部長 江橋丈広さん
「普通の食事処。仕事の合間や普段の夕飯とかそういった使い方で大丈夫。山田うどんで食べてどこか実家に来たような、友達のうちに遊びに来たようなほっとした感覚になるとうれしい」

■メニューはおよそ100種類! 超地域密着型チェーン店

 懐かしの味はイタリアンにもありました。

 その数はおよそ100種類。こちらは創業53年のピッツァ&パスタるーぱん。埼玉県内のみに6店舗とまさに地元密着型です。

 人気は、創業当初から変わらないトマトソースとチーズがこれでもかと乗ったピザや、たっぷりと貝の入ったパスタが人気です。

 しかし、100種類とあまりのメニューの多さに、こちらの家族は…。

父親
「何回目?もう人生で100回以上来ている」

小学一年生
「何を食べたか全然覚えていない」

父親
「るーぱんのピザ好きだよね」

 夏休み真っ最中ということもあり、目立つ子どもたちの姿…。

 一方、かつての青春を思い返す人も…。

妻(50代)
「数えきれない、青春時代から来ているから」
夫(60代)
「急に食べたくなる、るーぱんのピザが食べたい、ピザが食べたいんじゃなく、るーぱんのピザが食べたくなる」

 埼玉チェーンは、行かないと分からない魅力にあふれていました。

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