2025-12-19 16:08:14 配信
「去年1年間で不同意性交等の認知件数が急増」今年の犯罪白書
法務省は今年の犯罪白書を公表しました。去年1年間の刑法犯の認知件数は3年連続の増加となっています。犯罪白書によりますと、去年1年間の刑法犯の認知件数は73万7679件で前の年と比べて4.9%多く、3年連続で増加しました。
これは新型コロナウイルスの感染拡大前とほぼ同じ水準です。
なかでも不同意性交等の認知件数は前の年と比べて45.2%増加の3936件、不同意わいせつは4年連続での増加となる14.7%増加の6992件でした。
おととし7月に改正刑法が施行され、「強制性交」から「不同意性交」に改められるなど、構成要件の変更や性犯罪被害について相談しやすい環境の整備が背景にあるとみられます。
他に窃盗、特殊詐欺、児童虐待にかかる事件、配偶者からの暴力事案等、ストーカー規制法違反、大麻取締法違反においては検挙件数が増加傾向または高止まりの状態となりました。
また、入所している受刑者数は1万4822人で18年ぶりの増加となり、そのうち再入所の割合は53.7%にのぼるということです。
平口洋法務大臣は「犯罪情勢や再犯防止政策の現状等について理解を深める資料として活用してほしい」と述べました。
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