2025-12-24 12:29:17 配信

“拾得物”のヤギを引き取り世話 男性に感謝状 千葉・大多喜町

 千葉県大多喜町で拾得物として警察に保護されたヤギを引き取って世話をしたとして、男性に感謝状が贈られました。

 住宅の庭でヤギが走ったり餌(えさ)を食べたりしています。そこに新しい仲間が加わりました。今年9月に保護されたのが迷いヤギの「まーちゃん」です。

 千葉県警は、9月に拾得物として警察に保護されたヤギを引き取って世話したとして、林業を営む宇佐美國之さん(41)に感謝状を贈りました。

 宇佐美さんはこれまでにもヤギ5頭とネコ10匹を保護していますが、拾得物として保護されたヤギを引き取ることは初めてだといいます。

宇佐美さん
「警察署からご連絡いただいたんですけども、もちろん困ってらっしゃると思いますし、僕がやらないと誰もやらないだろうと、そういう気持ちで何も考えずに引き取りに行きました。まーちゃん、いちばんおとなしくて、いちばんかわいいヤギになっていますね」

 ヤギは3カ月経っても飼い主が名乗り出なかったため、宇佐美さんが世話を続けるということです。

 警察によりますと、去年1年で千葉県警に届けられた拾得物はおよそ100万件で、そのうちハリネズミやカメレオンなどの動物はおよそ1000件でした。

 動物の拾得物は、3カ月経っても飼い主が見つからなかった場合には、殺処分されないように警察が飼育できる個人や施設を探し、引き渡すということです。

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