イランの最高指導者ハメネイ師は、先月下旬に国内の軍事施設を攻撃したイスラエルについて「壊滅的な対応を受けるだろう」と述べ、再び報復を行う考えを示しました。

　ハメネイ師は2日、首都テヘランでの演説で「イスラエルやアメリカは、イランに対して行っていることについて、間違いなく壊滅的な対応を受けるだろう」と述べました。

　イスラエルは先月26日、イランからの大規模なミサイル攻撃への反撃として軍事施設などを空爆していて、これに対するさらなる報復を示唆した形です。

　報復の具体的な時期や方法には言及していませんが、「すでに準備を進めている」としています。

　こうしたなか、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は2日、アメリカ当局者の話として、イランが数日以内に報復する可能性があるとの見方を報じました。

　また、アメリカは「イスラエルからの反撃を抑えることはできない」として、イランに対してイスラエルへの新たな攻撃を控えるよう警告したとも伝えています。