アメリカのトランプ政権が不法移民の取り締まりを進めるなか、移民当局がグアテマラ人男性を拘束するため車のドアをたたき割る行為に批判が集まっています。

　車を取り囲むICE（移民・税関捜査局）の職員。手にはハンマーのようなものを持っています。

　そして次の瞬間、自動車の窓ガラスをたたき割り、ドアをこじ開けました。

　アメリカ東部のマサチューセッツ州で車に乗っていたグアテマラ人男性が窓ガラスを破壊され移民当局に拘束されました。

　地元メディアによりますと、拘束された男性の妻と息子はグアテマラに帰国すれば迫害を受ける恐れがあり、すでに亡命許可を受けていて、男性も家族の認定を受けて「派生的な許可」を申請していたということです。

　弁護士によりますと、拘束された男性には犯罪歴はなく、「27年間の移民関連の仕事のなかで最も暴力的な行為だ」と厳しく批判しています。

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