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2025-04-23 23:47:05 配信

上海モーターショー 日系自動車メーカーは中国市場に特化した新型車を発表

 上海モーターショーに出展している日系自動車メーカーは、中国市場に特化した新型車を発表するなど苦戦する中国市場での巻き返しを狙います。

 トヨタは、中国市場について「中国人の頭脳と腕で車両開発を進めることが不可欠だ」として、若い中国人技術者が主導して開発したEV(電気自動車)のセダン「bZ7」を発表しました。

 ホンダも、中国人技術者が主導して開発した「イエシリーズ」の第二弾となる「GT」を発表しました。

 中国市場向けに中国企業との提携をさらに強化する方針で、自動運転の技術に強みを持つ「Momenta」との共同開発や、車内サポートなどのAI技術に「DeepSeek」を採用することを明らかにしました。

 日産は、初めてとなるプラグインハイブリッドのピックアップトラック、「Frontier Pro」を発表しました。

 ガソリンと電気を併用するプラグインハイブリッド車は、中国市場でニーズが高くなっています。

 日産は2027年の夏までに、EVなどの新エネルギー車10車種を中国市場に投入する予定です。

 EVの新型SUV「EZ-60」を発表したマツダの毛籠勝弘社長は会見で、「中国が世界で一番大きな市場」と述べ、「中国企業との協業に力を入れるのは重要なことだ」と強調しました。

 変化の早い中国市場に対して、日系各社は人材登用や中国企業との協業など、「現地化」を進めることで先行する「BYD」などの中国企業に対抗したい考えです。

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