2025-04-26 12:52:46 配信

「備蓄食料が底をついた」ガザ地区支援の国連WFP イスラエルは物資搬入認めず

 パレスチナ・ガザ地区では戦闘を続けるイスラエル軍が物資の搬入を認めておらず、国連のWFP=世界食糧計画は「備蓄していた食料が底をついた」と発表しました。

 ガザ地区では先月、イスラエル軍が攻撃を再開し、イスラム組織ハマスとイスラエルとの停戦合意が事実上崩壊しました。

 また、ハマスへの圧力を強めるとしてイスラエルは先月2日、ガザ地区への支援物資の搬入を認めないと発表しています。

 こうしたなか、現地で食料支援を続ける国連のWFPは25日、「食事を提供する拠点に最後の食料を配り終え、備蓄していた食料は底をついた」と明らかにしました。

 WFPは「支援物資が7週間以上搬入されていない」と指摘したうえで、ガザ地区への支援物資の搬入を一刻も早く再開するよう訴えました。

 ガザ地区では25日にも各地で空爆があり、現地の保健当局は24時間で84人が死亡したと明らかにしました。

 先月、イスラエルが攻撃を再開して以降の死者は2000人を超えています。

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