2025-05-09 21:21:22 配信

トランプ大統領 中国への関税は80%が“妥当”との認識示す

 アメリカのトランプ大統領は米中の関税を巡る高官協議を前に、現在は145%となっている中国への関税は80%が妥当だとの認識を示しました。

 アメリカのベッセント財務長官と中国の何立峰副首相が今週末、スイスで会談し、トランプ政権が関税措置を強化して以降、米中高官が初めて協議する見通しです。

 トランプ大統領は9日、自身のSNSに「中国はアメリカに市場を開放すべきだ。中国にとっても有益なことだし、閉鎖的な市場はもはや機能しない」としたうえで、「中国への関税は80%が妥当だと思う。あとはベッセント次第だ」と書き込みました。

 トランプ政権は中国からの輸入品に「相互関税」などで合わせて145%の追加関税を課し、中国も125%の報復関税で対抗しています。

 トランプ大統領は8日、記者団に対して中国への関税を145%から引き下げる可能性を示唆し、米中の高官協議で「中身のある良い結果になるだろう」と期待感を示していました。

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