2025-05-26 19:46:59 配信

「医療体制崩壊」内戦続くアフリカ・スーダンでコレラ感染急拡大

 内戦が続くアフリカのスーダンで衛生環境の悪化からコレラへの感染が急激に拡大し、地元保健省は「医療体制が崩壊している」と訴えています。

 スーダンの保健省はコレラの疑いがある患者が21日だけで500人に上ったと発表しました。

 5月に入ってから20日までの間でみても2323人が感染していて、このうち51人が死亡しています。

 また、感染者の9割が首都ハルツームで確認されているということです。

 武装勢力との内戦が続くなか、スーダン軍は3月にハルツームを奪還したと宣言しています。

 保健省はインフラが破壊された街で汚染された水が感染拡大の原因になっているとしています。

 「医療体制も崩壊の危機に瀕(ひん)している」と訴え、予防接種キャンペーンを実施することも明らかにしています。

トップへ戻る