2025-07-25 12:41:23 配信
ガザで1000人以上が飢餓により死亡 現地の医師が窮状訴え

アル・アクサ病院 カリル医師
「市民は一日に飢餓と栄養失調によって0.5キロから1キロほど体重が減っていく。ほとんどの人は、もともとの体重の3割以上を失った」
カリル医師が見せてくれたのは、ようやく手に入れたというわずかなコメでした。
医療従事者も例外ではなく、3日ぶりの食事だといいます。
イスラエルやアメリカが支援する配給拠点では、物資を求める市民らへの銃撃で死者が相次いでいます。
こうした状況から物資は十分に行き渡らず、5月末以降、1000人以上が飢えで死亡したとUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)が指摘しています。
アル・アクサ病院 カリル医師
「栄養失調の子どもたちは筋肉がやせ細り、動くこともできない。治療ができる子もいるが、多くは死亡している」
カリル医師は「ガザは飢えで死につつある」と強調したうえで、物資搬入を増やすように訴えました。
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