タイとカンボジアの武力衝突を巡って国連安保理の緊急会合が開かれ、カンボジア大使は「即時停戦を要請した」と発表しました。

　タイとカンボジアの国境付近での武力衝突を巡り、国連安保理は25日、非公開の緊急会合を開きました。

　AP通信によりますと、会合の終了後、カンボジアの国連大使はタイ側に「無条件の即時停戦を求めた」と明らかにしました。

　武力衝突による死者はこれまでにタイ側で17人、カンボジア側で13人の合わせて30人で100人以上がけがをしたということです。

　一方、外務省は武力衝突に巻き込まれ被害に遭う可能性が否定できないとして、タイとカンボジアの国境付近の地域の危険レベルを渡航中止勧告のレベル3に引き上げました。