アメリカの国務省がガザ地区のパレスチナ人に対する入国ビザ発給を停止すると発表しました。背景に極右活動家の主張があるのではないかと疑問の声が上がっています。

　国務省の発表は、ガザ出身者について、「医療・人道支援ビザの状況を見直す間、すべてのビザを停止する」としています。

　一方、パレスチナ支援団体が4日、ガザ地区の子ども11人がけがの治療のためアメリカに到着したと発表しました。

　それ以降、SNSでは熱烈なトランプ政権支持で知られる極右活動家の女性が「多くのガザ市民を入国させている」と非難して、「政権は彼らを締め出すべきだ」などと主張し、論議を呼んでいました。

　アメリカメディアはこの女性の投稿が、政権に大きな影響を与えていると指摘し今回の措置にも疑問を投げ掛けています。