2025-08-17 12:26:21 配信

トランプ氏“停戦より和平合意” 米紙批判「ロシアに同調し転換」

 米ロ首脳会談を終えたトランプ大統領が停戦合意ではなく和平合意を目指す考えを表明したことについて、アメリカメディアは「ロシアに同調する方針転換だ」と批判しています。

 トランプ氏は15日の米ロ首脳会談の後、ウクライナのゼレンスキー大統領やヨーロッパの首脳らと電話会談し、「戦争を終わらせる最善の方法は停戦合意ではなく、和平合意を目指すことだと全員が判断した」とSNSに投稿しました。

 ゼレンスキー氏はこれまで、即時停戦を訴え、トランプ氏も会談前はロシアに停戦を求めていました。

 和平合意はプーチン氏が繰り返し主張してきました。

 ワシントン・ポストは「時間稼ぎの戦術を取るロシアに同調する劇的な方針転換だ」とトランプ氏を批判しています。

 ニューヨーク・タイムズは「停戦もなく制裁もない。トランプ氏はプーチン氏に屈服した」と報じました。

 ゼレンスキー氏は18日にワシントンで、トランプ氏と会談します。

トップへ戻る