2025-09-09 02:57:38 配信
フランス首相の信任投票が否決 内閣総辞職へ 緊縮予算案巡り野党反発

フランスでは財政赤字が深刻で、バイル首相はおよそ440億ユーロ=7兆6000億円規模の歳出削減や増税、祝日2日間の廃止を盛り込んだ予算案を提案しています。
一方で野党は左派・右派ともに予算案に反対していて、バイル首相は信任投票を決断しました。
バイル首相は8日、演説で「財政赤字に対処しないと破綻する」と訴え、予算案への支持を呼び掛けましたが、信任投票は反対多数(賛成194人、反対364人、棄権25人)で否決されました。
バイル氏は9日にマクロン大統領に辞表を提出し、内閣総辞職となる見通しです。
バイル首相が辞任すれば、ボルヌ氏、アタル氏、バルニエ氏に続き、去年1月以降で4回目の首相交代となります。
支持率がおよそ15%と低迷するなか、マクロン大統領の新しい首相選びは難航するとみられます。
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