ウクライナのゼレンスキー大統領は、アメリカのトランプ大統領との首脳会談を前にカナダやヨーロッパの首脳と会談しました。

　27日、ゼレンスキー大統領はアメリカ・フロリダ州で行われるトランプ大統領との首脳会談に向かう途中、カナダでカーニー首相と会談しました。

　カーニー氏は日本円でおよそ2860億円の追加支援を表明しました。

　その後、ドイツ、フランス、イギリスなどヨーロッパ各国の首脳と電話会談を行いました。

　ゼレンスキー氏はSNSに「最も重要な優先事項について協議した」と投稿し、トランプ氏との首脳会談後、再び協議する予定だと述べました。

　また、現地メディアによりますと、ゼレンスキー氏は移動中の機内で記者団の質問に答え、20項目の和平案にも含まれる大統領選挙の実施について「政治的な準備は整っている」と述べ、「権力の座にしがみついているわけではない」と強調しました。

　ただし、西側諸国からの「安全の保証」が得られる場合に限るとの見解を示しました。