2025-05-29 配信
格安の備蓄米の予約開始 県内の農家や酒蔵は不安続く(福島)
政府が随意契約で宮城県などの企業に売り渡した備蓄米がきょう精米工場に到着して予約販売も始まりました。
格安の備蓄米が店頭に並ぶ日が近付く一方、JAや県は県内の農家や酒蔵への影響を注視しています。
宮城県亘理町にあるアイリスグループの精米工場にはきょう午前、随意契約で購入した2022年産の備蓄米1万トンのうちの12トンが届きました。
アイリスグループでは、備蓄米を5キロ税込み2160円で販売し、公式通販サイトで予約の受け付けを始めていますが、初日のきょうの予約分はすでに完売しました。
県内のJAのトップ、JA福島五連の管野啓二会長は、今回の格安の備蓄米を巡る一連の動きについて…
■管野会長 「今後コメの流通が迅速化することに大いに期待しているが、一方で国の政策や方向性にどのような変化が見られるのかについては、透明性や公正性の面で課題が指摘されており、コメの適正な価格形成にどのような影響を及ぼすのか懸念している」
また、内堀知事はコメの価格の安定につながることに期待感を示す一方、県には酒米から主食用のコメに切り替える農家が増えるとの酒蔵からの不安の声が届いているとしています。
内堀知事は定例会見で「昨年以降、酒米の値段が上がっている。さらに今後供給不足が懸念されるという状況を踏まえて、組合等と今密接に意見交換を重ねております」と述べました。
内堀知事は、県としてどういう対応が出来るか検討していく考えを示しました。
格安の備蓄米が店頭に並ぶ日が近付く一方、JAや県は県内の農家や酒蔵への影響を注視しています。
宮城県亘理町にあるアイリスグループの精米工場にはきょう午前、随意契約で購入した2022年産の備蓄米1万トンのうちの12トンが届きました。
アイリスグループでは、備蓄米を5キロ税込み2160円で販売し、公式通販サイトで予約の受け付けを始めていますが、初日のきょうの予約分はすでに完売しました。
県内のJAのトップ、JA福島五連の管野啓二会長は、今回の格安の備蓄米を巡る一連の動きについて…
■管野会長 「今後コメの流通が迅速化することに大いに期待しているが、一方で国の政策や方向性にどのような変化が見られるのかについては、透明性や公正性の面で課題が指摘されており、コメの適正な価格形成にどのような影響を及ぼすのか懸念している」
また、内堀知事はコメの価格の安定につながることに期待感を示す一方、県には酒米から主食用のコメに切り替える農家が増えるとの酒蔵からの不安の声が届いているとしています。
内堀知事は定例会見で「昨年以降、酒米の値段が上がっている。さらに今後供給不足が懸念されるという状況を踏まえて、組合等と今密接に意見交換を重ねております」と述べました。
内堀知事は、県としてどういう対応が出来るか検討していく考えを示しました。