ベトナムを訪問中の石破総理大臣は最高指導者のトー・ラム共産党書記長と会談し、トランプ関税などについて協議しました。

石破総理大臣
「どちらが若く見えるかは分からないですが、書記長と私は同じ1957年生まれです」

　両首脳はトランプ関税や中国の報復措置が世界経済に与える影響などについて意見を交わしました。

　石破総理は「多角的自由貿易体制を維持・強化するために協力していきたい」と述べたほか、防衛協力の強化にも言及しました。

　ラム書記長は「安全保障、経済分野でより一層、日本との協力を推進していきたい」と応じたということです。

　石破総理は28日、ファム・ミン・チン首相と首脳会談を行う予定で、ここでもトランプ関税について議論することにしています。

　政府関係者は、ベトナムは中国やアメリカよりも日本を信頼していると話していて、石破総理は安全保障・経済両面での関係強化を図りたい考えです。