2025-07-23 11:58:03 配信

「いい条件で合意」日米関税協議が合意 来日ベッセント氏とひそかに複数回交渉も

 日米関税協議の電撃的な合意を日本政府はどのように受け止めているのでしょうか。

 (政治部・杉本慎司記者報告)
 23日朝のトランプ大統領のSNSでの合意発表の後、外務省幹部は「毎回合意するつもりで交渉に行っているが、おーという感じだ」と驚きの反応を見せました。

 交渉に関わった複数の幹部は「他国と比べてもいい条件で合意ができた」と手ごたえを見せています。

 総理側近は「15%という数字は手放しで喜べるわけではない」としつつも「市場の不安は取り除いた。やりきった思いはある」と話しています。

 合意に至った背景について、総理周辺は先週、大阪・関西万博に出席するために来日したベッセント財務長官と赤沢大臣がひそかに複数回、交渉をしていたと明かします。

 また、23日朝の合意の直前、最後はベッセント長官が「この内容で行こう、トランプ大統領に提案しよう」と協議を前に進めたということです。

 石破総理としては、2月から始まった日米協議という最重要課題の一つに一定の区切りをつけた形です。

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