2025-07-29 06:05:29 配信

石破総理「続投」意向 両院懇談会で退陣論相次ぐ

 自民党の両院議員懇談会が開かれ、出席者からは退陣論が相次ぐ一方、石破総理大臣は改めて続投する意向を示しました。

自民党 鈴木貴子衆院議員
「組織の長として、総裁はじめ執行部の皆様方にはけじめをつけていただきたい」

落選した佐藤正久氏
「総理がいったん身を引いて、党再生のプロセスを進めるべきだ」

 4時間半にわたる懇談会では退陣論が出る一方で、「国難の中で党内抗争をするべきではない。結束を確認すべきだ」と続投を支持する声も出ました。

石破総理大臣
「(Q.懇談会を経て、続投方針に変わりはないか)ございません。果たすべき責任を果たしていきたい」

 石破総理は日米関税合意の着実な実施について強調したうえで、自身の責任については「今回の意見を踏まえて今後、適切に判断したい」と述べるにとどめました。

 また森山幹事長は、議決権のある両院議員総会を求める声があることを受け、応じる方向で協議する考えを示しました。

 ただ、総会で総理の退陣を多数決で決められる規定はなく、議題にならないのが通例で、どのような目的で開催することになるのかは不透明です。

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