石破総理大臣は「人命第一」の方針で被害防止に取り組むと強調しました。

　（政治部・澤井尚子記者報告）
　石破総理は緊急で記者会見を行い、避難や警戒を呼び掛けました。

石破総理大臣
「地方自治体とも緊密に連携し、人命第一の方針のもと、政府一体となって被害防止に全力で取り組むこと」

　石破総理は、当初の予定をキャンセルし、官邸の執務室で対応にあたっています。

　また、林官房長官は30日午前、「現時点で人的・物的被害の報告は受けていない」、また原発についても「異常の報告はない」と述べました。

　防衛省は午前10時ごろ、北海道にある航空自衛隊・千歳基地から戦闘機2機を東北方面に、また青森県にある海上自衛隊の八戸空港基地から哨戒機2機を北海道方面に派遣するなど、現地の状況確認にあたっているとしています。

　政府は今後、被害が確認された場合には速やかに災害応急対策に取り組むとしています。