立憲民主党の野田代表は同じ支援組織を持つ国民民主党が連立入りする可能性が取り沙汰されている状況について、連立協議で国会の召集が遅くなるのは避けてほしいと述べ、牽制（けんせい）しました。

立憲民主党　野田代表
「早く（臨時）国会開いて、いわゆる首班指名を早くやって（総理大臣を）決めて、いつまでも連立拡大ができるかどうか、時間をかけてというよりも実質的な機能を国会が果たすべきだと思います」

　自民党の麻生最高顧問と国民民主党の榛葉幹事長が面会するなど、連立の拡大も視野に入れた各党の動きが活発化しています。

　野田代表は「たまっている課題を早く整理するべき」と述べ、秋の臨時国会を召集し、補正予算案の編成に早急に着手するよう求めました。

　立憲は10月中に物価高対策や、その影響で経営難に陥っている公立病院への支援策などを盛り込んだ経済対策を取りまとめたい考えで、国会審議などを通じて「政府に飲ませるべく迫っていきたい」と強調しました。