日産自動車は2024年度の最終損益が最大7500億円の赤字に転じる見通しであると発表しました。過去最大の赤字です。

　日産は2024年度通期予想を下方修正し、最終損益が過去最大の7000億円から7500億円の赤字になる見込みであると発表しました。

　当初の予想は800億円の赤字見込みでした。

　世界で販売不振となっているほか、リストラや構造改革など現在、進めている経営再建策の取り組みに関わる費用が増えたことなどが要因としています。

　4月に社長に就任したエスピノーサ氏は「困難な状況に直面しているが、潤沢な財務基盤と強力な商品ラインアップがある」としたうえで、「今後も強い意志を持って日産の再建に取り組む」としています。