NEWS

ニュース

2025-04-24 23:45:32 配信

世界のサンゴ礁 84%に白化現象 「最悪の状態」と警告

 アメリカのトランプ大統領が化石燃料への依存を強めるなか、気候変動による海水温上昇で世界のサンゴ礁の84%に白化現象が起きていることが明らかになりました。

 国際サンゴ礁イニシアティブは2023年1月以降、82の国と地域のサンゴ礁で白化現象が起きていると発表しました。

 その規模は世界のサンゴ礁の84%に上り、過去最悪の状態だと警告しています。

 白化は、サンゴと共生し栄養分を供給する藻類が海水温の上昇などの環境変化によって失われる現象で、長期的に白化が続くとサンゴは死滅してしまいます。

 サンゴは「海の熱帯雨林」と呼ばれるほど多種多様な生物が住み、海の生態系を支えています。

 また、浸食や嵐などから海岸線を守る重要な役割も果たしています。

 国際サンゴ礁協会のマーク・イーキン氏は「私たちは地球規模で海の生態系を変えてしまう現象に直面している」と指摘したうえで、「サンゴ礁を守る最善策は化石燃料を削減することだ」と訴えました。

公式SNS一覧

Facebook Twitter Instagram YouTube