2025-06-09 13:30:27 配信

5月の倒産件数 今年最多の857件 人手不足倒産は減少

 5月の企業の倒産件数は、今年に入って最も多い850件余りだったことが分かりました。

 東京商工リサーチによりますと、5月の倒産件数(負債1000万円以上)は857件で、前の年の同じ月と比べて15%減少しました。

 2カ月ぶりに前の年を下回りましたが、3月の853件を上回り、今年最多の倒産件数です。

 負債総額は前の年より33.9%少ない1367億6900万円でした。

 人件費高騰などに伴う人手不足関連の倒産は23件と17.8%減っていて、5月としては5年ぶりに前の年を下回りました。

 ただ、賃上げなどに積極的に取り組み人材確保を優位に進める大手と中小企業との賃金格差は、拡大しているとしています。

 東京商工リサーチは、人手不足関連の倒産について「沈静化とみるのは早計だろう」と分析しています。

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