大手企業の経営トップらが集まり、国内外の経済情勢などについて議論する経団連の「夏季フォーラム」が始まりました。

　「夏季フォーラム」は長野の軽井沢町で毎年、開催されています。

　今年は大手自動車や製鉄、金融、商社などの経営者ら40人余りが集まりました。

経団連　筒井義信会長
「戦後営々と築かれてきた国際秩序が大きく揺らいでおります。世界は大きな転換点を迎えています」

　今年のフォーラムでは関税引き上げといったアメリカが掲げる自国第一主義による国際秩序の転換をテーマとした議論も予定しています。

　また、経団連が策定した2040年までの日本の中期ビジョン実現に向け、税と社会保障の一体改革やイノベーション、地方創生などそれぞれの分野で具体的な施策についても検討します。

　その方向性などを示した総括文書を最終日の25日に取りまとめる予定です。